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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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 「完全な」という意味の形容詞、もしくは「完全に」という副詞として使われる。
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1.「完全な」という意味の形容詞、もしくは「完全に」という副詞として使われる。
  
:'''具足'''の道を聞かんと欲す    〔[[ほけきょう|法華経]]方便品〕
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 '''具足'''の道を聞かんと欲す    〔[[ほけきょう|法華経]]方便品〕
  
 「道具」と言う意味で使われることもある。
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2.「道具」と言う意味で使われることもある。
  
:仏滅後、如来の法を紹隆したまへる教・禅の宗師、皆同じく戒相を'''具足'''したまへり    〔夢中問答 下〕
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 仏滅後、如来の法を紹隆したまへる教・禅の宗師、皆同じく戒相を'''具足'''したまへり    〔夢中問答 下〕
  
:およそ仏道修行には,何の'''具足'''もいらぬなり    〔[[みょうえ|明恵]]遺訓〕
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 およそ仏道修行には,何の'''具足'''もいらぬなり    〔[[みょうえ|明恵]]遺訓〕

2018年6月8日 (金) 08:17時点における版

具足

1.「完全な」という意味の形容詞、もしくは「完全に」という副詞として使われる。

 具足の道を聞かんと欲す    〔法華経方便品〕

2.「道具」と言う意味で使われることもある。

 仏滅後、如来の法を紹隆したまへる教・禅の宗師、皆同じく戒相を具足したまへり    〔夢中問答 下〕
 およそ仏道修行には,何の具足もいらぬなり    〔明恵遺訓〕