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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

(解脱智見、解脱知見)
(解脱智見、解脱知見)
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④(煩悩からの)解放の喜びにひたる(こと)。解放された心の安らかさを知ること。〔[[ゆいまきょう|維摩経]] T14-539c〕
 
④(煩悩からの)解放の喜びにひたる(こと)。解放された心の安らかさを知ること。〔[[ゆいまきょう|維摩経]] T14-539c〕
  
⑤解脱における智と見のはたらき。〔[[くしゃろん|倶舎論]]
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⑤解脱における智と見のはたらき。〔[[くしゃろん|倶舎論]] T29-6b〕

2017年5月3日 (水) 11:19時点における版

解脱智見、解脱知見

①われは解脱したと確かめる智慧(智と見)。一人で解脱したということを証すること。解脱したという自覚。〔五教章

②五分法身の第五。戒から定(三昧)を生じ、定によって智慧を得、智慧によって解脱に到達し、解脱によって解脱智見を知る。仏はこの功徳によって仏身を形成するから、これを五分法身という。〔観無量寿経T12-346a〕

③解脱の智慧。〈vimkti-jñāna (S)〉

④(煩悩からの)解放の喜びにひたる(こと)。解放された心の安らかさを知ること。〔維摩経 T14-539c〕

⑤解脱における智と見のはたらき。〔倶舎論 T29-6b〕