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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

(意根)
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 意なる根の意。意は[[しりょう|思量]]、根は強い作用をなす力をもつもの、の意。意としての機能。
 
 意なる根の意。意は[[しりょう|思量]]、根は強い作用をなす力をもつもの、の意。意としての機能。
  
①六根の一つ。また意界・意根界。六識が滅しおわって、後の刹那の識を生起させる位をいう。第六意識が[[えし|依止]]するところ。  〔倶舎論1〕〔法華経 法師功徳品,T9-50b〕
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①六根の一つ。また意界・意根界。六識が滅しおわって、後の刹那の識を生起させる位をいう。第六意識が[[えじ|依止]]するところ。  〔倶舎論1〕〔法華経 法師功徳品,T9-50b〕
  
 
②[[にじゅうにこん|二十二根]]の一つ。六識と意根との七心界をいう。
 
②[[にじゅうにこん|二十二根]]の一つ。六識と意根との七心界をいう。
  
 
③禅宗では一異・是非・有無などの対立観にとらわれる精神作用の総称。  〔宗門十規論〕
 
③禅宗では一異・是非・有無などの対立観にとらわれる精神作用の総称。  〔宗門十規論〕

2021年8月1日 (日) 20:57時点における最新版

意根

manendriya (S)
 意なる根の意。意は思量、根は強い作用をなす力をもつもの、の意。意としての機能。

①六根の一つ。また意界・意根界。六識が滅しおわって、後の刹那の識を生起させる位をいう。第六意識が依止するところ。  〔倶舎論1〕〔法華経 法師功徳品,T9-50b〕

二十二根の一つ。六識と意根との七心界をいう。

③禅宗では一異・是非・有無などの対立観にとらわれる精神作用の総称。  〔宗門十規論〕