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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

(抜苦与楽: 抜苦與樂)
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=抜苦与楽: 抜苦與樂=
 
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 抜苦は「悲」の徳、与楽は「慈」の徳である。<br>
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 抜苦は「悲」の[[とく|徳]]、与楽は「慈」の徳である。<br>
 仏・菩薩が衆生の苦しみを抜いて福楽を与えること。苦を抜くのは悲で、楽を与えるのは慈である。(ただし、慈と悲を逆に配する見解もある。)仏の慈悲の徳をいう。
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 仏・菩薩が衆生の苦しみを抜いて福楽を与えること。苦を抜くのは悲で、楽を与えるのは慈である。(ただし、慈と悲を逆に配する見解もある。)仏の[[じひ|慈悲]]の徳をいう。
  
 
:取大悲。滅一切衆生苦故。取大慈。與一切衆生一切智樂故。〔大方廣佛華嚴經、T10.0299b〕
 
:取大悲。滅一切衆生苦故。取大慈。與一切衆生一切智樂故。〔大方廣佛華嚴經、T10.0299b〕
 
:大慈與一切衆生樂。大悲拔一切衆生苦。〔大智度論、T25.0256b〕
 
:大慈與一切衆生樂。大悲拔一切衆生苦。〔大智度論、T25.0256b〕
 
:大慈與一切衆生樂。大悲拔一切衆生苦。〔觀經疏傳通記、T57.0633b〕
 
:大慈與一切衆生樂。大悲拔一切衆生苦。〔觀經疏傳通記、T57.0633b〕

2023年4月24日 (月) 09:29時点における最新版

抜苦与楽: 抜苦與樂

 抜苦は「悲」の、与楽は「慈」の徳である。
 仏・菩薩が衆生の苦しみを抜いて福楽を与えること。苦を抜くのは悲で、楽を与えるのは慈である。(ただし、慈と悲を逆に配する見解もある。)仏の慈悲の徳をいう。

取大悲。滅一切衆生苦故。取大慈。與一切衆生一切智樂故。〔大方廣佛華嚴經、T10.0299b〕
大慈與一切衆生樂。大悲拔一切衆生苦。〔大智度論、T25.0256b〕
大慈與一切衆生樂。大悲拔一切衆生苦。〔觀經疏傳通記、T57.0633b〕