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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』
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+ | ためになること。法力によって恩恵を与えること。'''自らを益するのを[[くどく|功徳]]、他を益するのを[[りやく|利益]]'''という。 | ||
+ | : 唯だ諸の衆生を利益せんが為の故に能く身財を捨つ。 | ||
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− | + | しあわせであることの2つの要因(利益と安楽)の一方。あるいは他者を救済する目的の2つの要因(利益せしめることと安楽せしめること)の一方。[[りやくあんらく|利益安楽]] |
2023年9月6日 (水) 11:39時点における最新版
利益
(1) artha: artha-kara: hita (S)
ためになること。法力によって恩恵を与えること。自らを益するのを功徳、他を益するのを利益という。
- 唯だ諸の衆生を利益せんが為の故に能く身財を捨つ。
(2) hita (S)
しあわせであることの2つの要因(利益と安楽)の一方。あるいは他者を救済する目的の2つの要因(利益せしめることと安楽せしめること)の一方。利益安楽