「ぞうじょう」の版間の差分
出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』
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増勝上進、または増進増加の意。力が加わり、はたらきが助長進展されて、強大であること。勝れた強い力を増上力といい、他のもののはたらきを増勝にする縁を[[ぞうじょうえん|増上縁]]という。 | 増勝上進、または増進増加の意。力が加わり、はたらきが助長進展されて、強大であること。勝れた強い力を増上力といい、他のもののはたらきを増勝にする縁を[[ぞうじょうえん|増上縁]]という。 | ||
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力を与えて障りとならないこと。〔倶舎論3〕 | 力を与えて障りとならないこと。〔倶舎論3〕 | ||
2024年4月4日 (木) 14:14時点における版
増上
ādhipatya आधिपत्य; adhika अधिक; adhimātra अधिमात्र (S)
増勝上進、または増進増加の意。力が加わり、はたらきが助長進展されて、強大であること。勝れた強い力を増上力といい、他のもののはたらきを増勝にする縁を増上縁という。
adhipati अधिपति (S)
力を与えて障りとならないこと。〔倶舎論3〕
すぐれた。非常な。極度の。すぐれていること。
大いに。
力を与えて障りとならないこと。
強きこと、強い故に壊れぬなり。; 強きこと、強い故に壊れぬなり。〔香月〕
増しそだつる、外寄りの助。 〔和語灯録〕