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+ | ただし、女性の場合は、受戒前に2年間の修業期間を設けて、妊娠していないことを確認する。これを[[しきしゃまな|式叉摩那]]という。 | ||
− | + | 伝承では、最初に比丘尼になったのは[[しゃくそん|釈尊]]の養母の摩訶波闍波提(まかはじゃはだい)(mahaaprajaapatii)で、釈尊ははじめ女性の出家を許さなかったが、養母の熱意と[[あなん|阿難陀]]のとりなしによって、比丘をうやまい、罵謗(ばぼう)したりしないなど八つの事項(八敬法(はちきょうほう))を守ることを条件に、女性の出家を認めたという。 |
2010年10月11日 (月) 05:37時点における版
比丘尼
bhikSuNii भिक्षुणी (skt.)
原義は「乞食する女」の意味である。「比丘」すなわち男子の出家修行者に対して、女性の出家修行者をいう。
ただし、女性の場合は、受戒前に2年間の修業期間を設けて、妊娠していないことを確認する。これを式叉摩那という。
伝承では、最初に比丘尼になったのは釈尊の養母の摩訶波闍波提(まかはじゃはだい)(mahaaprajaapatii)で、釈尊ははじめ女性の出家を許さなかったが、養母の熱意と阿難陀のとりなしによって、比丘をうやまい、罵謗(ばぼう)したりしないなど八つの事項(八敬法(はちきょうほう))を守ることを条件に、女性の出家を認めたという。