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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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(往生礼讃偈)
 
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一巻。唐の[[ぜんどう|善導]]の著。成立年不詳。5部9巻の一。<br>詳しくは『勧一切衆生願生西方極楽世界阿弥陀仏国六時礼讃偈』といい、『願往生六時礼讃偈』『往生礼讃』『六時礼讃』『礼讃』などともいう。
 
一巻。唐の[[ぜんどう|善導]]の著。成立年不詳。5部9巻の一。<br>詳しくは『勧一切衆生願生西方極楽世界阿弥陀仏国六時礼讃偈』といい、『願往生六時礼讃偈』『往生礼讃』『六時礼讃』『礼讃』などともいう。
  
 浄土願生者が日常の六時(日没・初夜・中夜・後夜・晨朝・日中)に修すべき勤行作法を述べたもの。<br>
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 浄土願生者が日常の六時(日没・初夜・中夜・後夜・晨朝・日中)に修すべき勤行作法を述べたもの。
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* 六時に観察する行は、釈尊のおられる時期から行われていたようである。おそらく、それの踏襲であろうと考えられる。
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 前序には製作の意図を示して安心・起行・作業の三門を明かし、後序には現在と未来との利益を述べて行者を勧発している。[[ほうねん|法然]]がこの書によって六時の行法を修して以来、日本の浄土各流で行われてきた。註釈書も多い。
 
 前序には製作の意図を示して安心・起行・作業の三門を明かし、後序には現在と未来との利益を述べて行者を勧発している。[[ほうねん|法然]]がこの書によって六時の行法を修して以来、日本の浄土各流で行われてきた。註釈書も多い。
  
 
大正蔵 vol.47、浄土宗全集4、真宗聖教全書1
 
大正蔵 vol.47、浄土宗全集4、真宗聖教全書1

2014年6月24日 (火) 15:25時点における最新版

往生礼讃偈

一巻。唐の善導の著。成立年不詳。5部9巻の一。
詳しくは『勧一切衆生願生西方極楽世界阿弥陀仏国六時礼讃偈』といい、『願往生六時礼讃偈』『往生礼讃』『六時礼讃』『礼讃』などともいう。

 浄土願生者が日常の六時(日没・初夜・中夜・後夜・晨朝・日中)に修すべき勤行作法を述べたもの。

  •  六時に観察する行は、釈尊のおられる時期から行われていたようである。おそらく、それの踏襲であろうと考えられる。

 前序には製作の意図を示して安心・起行・作業の三門を明かし、後序には現在と未来との利益を述べて行者を勧発している。法然がこの書によって六時の行法を修して以来、日本の浄土各流で行われてきた。註釈書も多い。

大正蔵 vol.47、浄土宗全集4、真宗聖教全書1