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あんにょう

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

2011年2月2日 (水) 02:30時点におけるマイコン坊主 (トーク | 投稿記録)による版 (安養)

安養

阿弥陀浄土に往生すれば、心を安んじ身を養うから、安養と言い、その浄土を「安養浄土」と言う。極楽の異訳である。

九品安養の同じ台(うてな)生るる身となさせ給へ  太平記6

天台宗の説

 浄土教では、阿弥陀佛の浄土は、法蔵菩薩の因位の修行に報われてできたから「報土」(実報土)と見る。したがって、報土に住する阿弥陀佛は報身であると見る。
 しかし天台では、極楽には凡夫が住生するから、これは凡聖同居土であると見る。同居土は実報土ではなく化土である。したがって阿弥陀佛も化身になる。すなわち極楽は、同居の浄土である。