天台宗では、仏界から地獄界に至る十界は、おのおの互いに他の境界を具備するとし、これを十界互具という。 十界が互いに十界を具えているから10×10で合わせて百界となり、この百界のそれぞれに、性・相・体・力・作・因・縁・果・報・本末究竟の十如是が考えられるから、総計千如あることになる。これを百界千如という。