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しかく

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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始覚

 一切衆生の本性たる自性清浄心は本来照明の徳を具すれば、これを本覚と名づけ、この本覚の内薫と師教の外縁とに由て始めて厭求の心を起し、本覚に順じて漸々に覚悟の智を生ずるを始覚といふ。即ち本成の四徳(常楽我浄)を本覚といい、始成の四徳を始覚という。

 始覚の義とは、本覚に依るが故に、とすると逆に「不覚」がある。不覚に依るが故に始覚が有るを説く。〔大乗起信論、T32.0576b〕