四天王
catvāro mahā-rājānaḥ; cātur-mahā-rāja-kāyīkā devāḥ、 四大天王・護世四天王ともいう。
須弥山の中腹にある四王天の主。帝釈天に仕え、仏法の守護を念願とし、仏法に帰依する人びとを守護する護法神。
東方の持国天(dhṛtarāṣṭra)
南方の増長天(virūḍhaka)
西方の広目天(virūpākṣa)
北方の多聞天(vaiśravaṇa 毘沙門天)をいう。
持国天は東方を、増長天は南方を、広目天は西方を、多聞天(毘沙門天)は北方を守護する。六欲天の第二に位置する。
わが国では古くから彫刻としての傑作が多い。
参考
- 十誦律 T23-180b
- 有部律破僧事 T24-125b
- 無量寿経 T12-270a loka-paala(skt)