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むしょうち

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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無生智

anutpāda-jñāna, anutpāda-mati (S)
 もはや未来の苦果は生じないと自覚する智。私はすでに四聖諦を体得しおわっているから、さらに体得すべきものは何もないと知る智慧をいう。
 四諦の理を体得しおわったところに生ずる智慧。十智の一つ。〔集異門論3、T26-376a〕〔異部宗輪論、T49-15c〕〔大品般若経 広乗品、T8-254c〕〔倶舎論24〕


jñāna-ajāti (S)
 一切法は生じることがないと知る智。煩悩のけがれを滅し尽くし、しかもそのことにとらわれない究極の智慧。生滅変化を離れた永遠の智慧。〔弁中辺論 弁無上乗品②、T31-476b〕