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じりぎょう

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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自利行

ātma-hita-pratipatti (S)

 自己を利する、自己を救済する実践。利他行の反対語。
 願いに随った勝れた実践であれば、すべての実践が自利行と利他行との両方に通じるが、別していえば、六波羅蜜多(六到彼岸)と三十七菩提分法などが自利行、四摂事四無量などが利他行である。

 復有二種。謂、利自他。所修勝行、随意楽力、一切皆通自他利行。依別相説、六到彼岸、菩提分等、自利行摂。四種摂事、四無量等、一切皆是利他行摂。  〔成唯識論9、T31-49a〕