ぜんじ
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禅師
坐禅を修行する人。 〔上宮法華疏4、T56-118b〕
禅定に通達した高僧。
法師に対する敬称。高僧一般に用いられた敬称。朝廷からの諡名。
日本の古代では禅師は特に修験があり、病をいやし、福を招く、特殊の僧侶に冠せられる敬称で、後世の禅宗の高僧を称するものとは区別される。またこれを行者とよぶこともある。道鏡が禅師といわれたのは呪術力をもっていたからである。
後に禅宗の高僧をあがめる敬称となった。これに2種ある。
- 天子から賜わるもの。唐の中宗の時、神秀に大禅師の溢号を賜ったのを初めとし、日本では建長5年(1253)、建長寺の開祖蘭渓道隆に大覚禅師の謹号を賜ったのを初めとする。
- 単に敬称として用いるもの。 〔楞伽師資記〕