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はっそうじょうどう

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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八相成道

 八相示現、八相作仏、釈迦八相、八相ともいう。釈迦牟尼仏が衆生を救うためにこの世界において八種のすがたを示したこと。
 成道は八相の一であるが、さとりを開くということが八相の中心であるから、八相成道という。

 これに種々の説がある。

  1. 下天
    兜率天から白象に乗ってこの世に降下
  2. 託胎
    入胎ともいう。白象に乗って摩耶夫人の右脇から胎内に入った
  3. 降誕
    出胎ともいう。摩耶夫人の右脇から出生
  4. 出家
  5. 降魔
    菩提樹の下に坐って悪魔を降伏した
  6. 成道
    さとりを得た
  7. 転法輪
    説法。教化
  8. 入涅槃
    入滅ともいう。クシナガラでの命終

 これを通常、小乗の八相というが恐らく中国において起こった説であろう。

  • 降魔を除いて住胎(母胎中にあって諸天のために説法)を加える。この説は大乗起信論に出ており、通常大乗の八相といわれる。