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てんだいしきょうぎ

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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天台四教儀

1巻、大正蔵経、諸宗部 vol.46, No.1931, 高麗沙門諦觀録、『四教儀』と略す

 天台の教観2門の大綱を記述したものである。
 まず教門である五時八教を明かす中で、最初に五時五味および化儀の四教について、その部属の経典、名義、機根、教説などを挙げ、これを華厳経の三照、涅槃経の五味、法華経の長者窮子の譬喩に配する。次に化法の四教について、その名義、教説、行人、行位、証果などを略述している。
 次に観門を明かす中、四教に各方便正修があるのも、その名数別ではないから、今は総じてこれを明かすと言って、観門の前方便である具五縁、訶五欲などの二十五方便、ならびに円教の正修である観不思議境、真正発菩提心などの十乗観法を略説している。

 『仏祖統紀』第10によると、撰者である諦観は高麗の人であり、呉越王の請いに応じて、教籍を携えて中国に行き、螺渓義寂の門に身を投じて天台学を修め、10年居住して没した。