ほうべんほっしん
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方便法身
曇鸞が建てたものであり、一に法性法身、法性の理体を識得する佛の真身であり、三身の中の法身報身中に収める。二に方便法身、法性法身より衆生化益の方便に示現する佛の應化身である。此二法身は即ち真応の二身、法性生身の二身である。
- 諸仏・菩薩に二種の法身まします。一には法性法身、二には方便法身なり。法性法身によりて方便法身を生ず。方便法身によりて法性法身を出す。この二の法身は異にして分つべからず。一にして同ずべからず。このゆゑに広略相入して、統ぶるに法の名をもつてす。菩薩もし広略相入を知らざれば、すなはち自利利他することあたはざればなり。 〔論註 下 p.139〕