操作

にょじつ

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

2009年7月29日 (水) 05:58時点におけるマイコン坊主 (トーク | 投稿記録)による版 (新しいページ: '=如実= yathaa-bhuuta,yathaa-tathaa (skt.)  「あるがまま」「その如く」という意味。  仏教ではbhuutaやsatya、あるいはtathataaという語が...')

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

如実

yathaa-bhuuta,yathaa-tathaa (skt.)

 「あるがまま」「その如く」という意味。

 仏教ではbhuutaやsatya、あるいはtathataaという語が真実・真如を意味するので、「あること」「存在すること」、あるいは「それ」とか「これ」と指し示しうるものがそのまま真実・真如である。したがって「あるがまま」「その如く」ということは、真実のとおりに、真如のままにという意味になる。

 「如実知見」はその真実・真如を真実・真如のままに知見すること、すなわち本当の智慧(般若)を表す。

なお、漢語「如実」(実の如く)は事実のとおりにという意味で、『論衡』(卜筮)に用例が見える。