にょじつ
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如実
yathaa-bhuuta,yathaa-tathaa (skt.)
「あるがまま」「その如く」という意味。
仏教ではbhuutaやsatya、あるいはtathataaという語が真実・真如を意味するので、「あること」「存在すること」、あるいは「それ」とか「これ」と指し示しうるものがそのまま真実・真如である。したがって「あるがまま」「その如く」ということは、真実のとおりに、真如のままにという意味になる。
「如実知見」はその真実・真如を真実・真如のままに知見すること、すなわち本当の智慧(般若)を表す。
- なお、漢語「如実」(実の如く)は事実のとおりにという意味で、『論衡』(卜筮)に用例が見える。