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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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四依

 教えを聞いて修行する際の4つの正しいよりどころ。法と義と了義経と智の4つ。

  1. 法によって人によらない。教えを説いた人ではなく、その人を通して説かれた教え(法)、あるいは教えが意味する真理を信じる。
  2. 義によって文によらない。教えを聴くとき、その文句ではなく、その文句が指し示す意味内容を把握する。
  3. 了義経によって不了義経によらない。いまだ意味を完全に説き示していない経典ではなく、意味を完全に説き明かした経典をよりどころとする。
  4. によってによらない。教えを概念的に知るのではなく、真理を証する智で知る。
四依。一法是依、非補特伽羅。二義是依、非文。三了義経是依、非不了義。四智是依、非識。〔『瑜伽』13、T30-346b〕

 『瑜伽』45、T30-539aを参照。