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おさ

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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悪作

kaukṛtya (S)

おさ南都では「おさ」とよみ、北嶺では「あくさ」と読んだ。倶舎では特に「あくさ」とよみ、唯識では「おさ」とよむ。

 悪い行ない。
 アビダルマでは心作用のうちの不定法の一つ。過去の悪い行ないに対して、そのあやまちを悔いる心作用。

 唯識説で立てる不定法の一つ、の異名。自分がかつてなした善悪の行為を嫌悪して追悔すること。後悔の心作用。〔『瑜伽師地論』、T30-280b, 510c〕

 悪作は万の我作す所を悪しき事したりとて後に悔む心也、かかる故に悔の心所と名く。〔『唯識大意』〕