kaukṛtya (S)
悪い行ない。 アビダルマでは心作用のうちの不定法の一つ。過去の悪い行ないに対して、そのあやまちを悔いる心作用。
唯識説で立てる不定法の一つ、悔の異名。自分がかつてなした善悪の行為を嫌悪して追悔すること。後悔の心作用。〔『瑜伽師地論』、T30-280b, 510c〕