kliṣṭa-saṃmoha: kliṣṭam ajñānam (S)
けがれた無知・おろかさ。煩悩としての無知。 この無知が原因となってまちがった見解を生じ、悪い行為を起こし、生死流転する。「染無知」ともいう。不染汚無知の対。 声聞と独覚とは染汚無知を断じているが、いまだ不染汚無知を断じておらず、唯だ仏のみが不染汚無知を断じている。