梁の僧。「そうみん」とも読む。467年-527年
姓は孫氏で、梁の荘厳寺を中心に活躍した。法雲・智蔵と共に梁の三大法師といわれる。
諸師のもとで様々な経論の勉学に励み、特に『成実論』に精通し、成実学者としてよく知られ、『成実論』は大乗の論書であるという立場を主張した。また『成実論』などたびたび講じたが、そこには多くの人々が集まったといわれる。
著作は『二諦義』『法身義』などの短いものが伝わっている。