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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

(阿蘭若)
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<big>araṇya अरण्य</big> (S) 阿蘭那、阿煉若などとも書く。寂静処、遠離処、無声処、空閑処などと訳す。森林の意味。
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<big>araṇya अरण्य</big> (S):<big>arañña अरञ्ञ</big> (P)
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 阿蘭那、阿煉若などとも書く。寂静処、遠離処、無声処、空閑処などと訳す。森林の意味。
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 原野や荒地をも含めて意味したらしい。修行僧の修行する場所。町や村を去ること近からず遠からず、修行をするのに適した場所。修行僧はもと樹下の空所にいたらしい。転じて、修行僧の住む庵または小房も指す。
  
 
 閑静で[[びく|比丘]]が修行するのに好適な場所を言う。寺の庵にも転じて用いられる。
 
 閑静で[[びく|比丘]]が修行するのに好適な場所を言う。寺の庵にも転じて用いられる。
  
 
 
 
 

2024年3月24日 (日) 11:06時点における最新版

阿蘭若

araṇya अरण्य (S):arañña अरञ्ञ (P)

 阿蘭那、阿煉若などとも書く。寂静処、遠離処、無声処、空閑処などと訳す。森林の意味。

 原野や荒地をも含めて意味したらしい。修行僧の修行する場所。町や村を去ること近からず遠からず、修行をするのに適した場所。修行僧はもと樹下の空所にいたらしい。転じて、修行僧の住む庵または小房も指す。

 閑静で比丘が修行するのに好適な場所を言う。寺の庵にも転じて用いられる。