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きご

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

綺語

saṃbhinna-pralāpa; saṃpha-ppalāpā (S)

 雑穢語ともいう。無意味で無利益な、飾ったことば。悪い意味の冗談。猥褒な冗談。ことばにあやばかりをつける不真実なことば。駄言を弄すること。口から出まかせのいいかげんなことば。ざれごと。戯言。十悪業の一つ。〔瑜伽論9巻 T30-318c〕〔四教儀註 上末〕〔選択集 T83-15a〕〔長阿含経15 T1-100a〕〔雑阿含経28 T2-203a〕

雑穢語とも名く平生わけのない事ばかり云ふてをる之を綺語と云ふ。    〔香月院深励〕
世にかるくち、さるごとといふ…みな綺語なり。    〔十善戒法語〕

 わが国では、詩文・小説などを総じて狂言綺語という。

bhinna p.p. brdken,torn,split; divided; disunited, disjoined 壊れた、分裂した、バラバラの;
blown, opened; different, varied; deviated from. (with abl.) 吹かれた、開かれた;
different, varied; deviated from. 異なった、様々な、別の。

pralāpa m. prattinng, an incoherent talk, nonsensical talk; talk, conversation; lamentation, wailing. 一貫性のない話、無駄話、会話、悲嘆。