ākāśa-anantya-āyatana (S)
三界のなかの無色界(物質的なものがない世界)を構成する4つの処(空無辺処・識無辺処・無所有処・非想非非想処)の一つ。 処とは空間的な場所ではなく、そこに住するものの境地をいい、物質的なもの(色)を否定して存在は無辺な虚空であると想う境地を空無辺処という。空処と略称。無辺空処・無辺虚空処ともいう。