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ごんけ

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

権化

 菩薩神通力によって、様々な身やさまざまな者を、仮に化現(けげん)すること。
 「権」の字には、本来「実に対して仮」という意味がある。本来のものに順ずるという意味で、「権僧正」などは、僧正に次ぐという意味であることからも分かる。

権に示して、形を化する。     〔大乗義林章 七末〕
権化の仁(にん)、斉(ひと)しく苦悩の群萌(ぐんもう)を救済(くさい)し‥‥     〔教行信証 序〕

注意: 「ごんげ」と濁って読んだ場合は「権現」のことである。

権化も参照。