作願
願を立てること。心に一心に往生を願うこと。〔『教行信証』証巻〕
- 作は発なり。願を発させらるると云ふこと。 〔円乗 980〕
- 発願は最初に願をおこす事、作願は常にねがふこと。 〔香月院 983〕
- 最初に発るを発願と云ひ、相続して発るが作願なり。 〔香月院 930〕
- 弥陀因位のときの発願のこと。 〔円乗 4039〕
- 発願なり。 〔円乗 4041〕
- 作願とは願生の思ひのこと、即ち菩提心の事、仏になりたいのこころなり。 〔円乗 1444〕
作願門
『浄土論』で立てる五念門の第三。自利利他の大誓願を起こし、修行して極楽に生まれようと願うことをいう。〔『無量寿経優波提舎』T36-231b〕〔『教行信証』行巻〕
- 作願門とは一筋に願生浄土の心で是れ意業なり 〔円乗 1591〕
- 願を起すと云ふこと。仏に成らんと願を作すが作願なり。 〔円乗 2852〕