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さがん

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

作願

 願を立てること。心に一心に往生を願うこと。〔『教行信証』証巻〕

 作は発なり。願を発させらるると云ふこと。    〔円乗 980〕
 発願は最初に願をおこす事、作願は常にねがふこと。    〔香月院 983〕
 最初に発るを発願と云ひ、相続して発るが作願なり。    〔香月院 930〕
 弥陀因位のときの発願のこと。    〔円乗 4039〕
 発願なり。    〔円乗 4041〕
 作願とは願生の思ひのこと、即ち菩提心の事、仏になりたいのこころなり。    〔円乗 1444〕

作願門

 『浄土論』で立てる五念門の第三。自利利他の大誓願を起こし、修行して極楽に生まれようと願うことをいう。〔『無量寿経優波提舎』T36-231b〕〔『教行信証』行巻〕

 作願門とは一筋に願生浄土の心で是れ意業なり    〔円乗 1591〕
 願を起すと云ふこと。仏に成らんと願を作すが作願なり。    〔円乗 2852〕