tri-duḥkhatā (S) 生存しているものの3つの苦しみ。苦苦(好ましくない対象から感ずる苦し象)と行苦(世の移り変りを見て感ずる苦しみ)と壊苦(好ましいものが壊れることにより感ずる苦しみ)をいう。 〔『無量寿経』T12-266a〕〔『顕揚聖教論』T31-551a〕
duḥkha-traya (S) サーンキャ学派で説く3種の苦しみ。依内苦と依外苦と依天苦とをいう。 〔『金七十論』T54-1245a〕