さんだん

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讃歎

「讃嘆」とも書く。

初期仏教

 讃じ歎ずるという意味である。美徳をほめたたえること。たたえて説くこと。

出典:
(P) abhivadati 『雑阿含経』T2-15b; 『雑阿含経』T2-37c、『雑阿含経』T2-68c
(S) stotra; upadezya
(S) parikirtana 『阿弥陀経』T12-347b、『灌頂経』T21-534a

五念門の一つ

 偈頌などによって仏・菩薩の徳をほめたたえること。世親の五念門(礼拝・讃歎・作願・観察・廻向)の第2に数え、善導の五正行(読誦・観察・礼拝・称名・讃歎供養)にも数えて、浄土に生まれるための往生行とする。
 天台宗では言語に表現する寄言歎と、ことばを絶して心でたたえる絶言歎とを説く。
 真宗では他力信心を得て阿弥陀仏の名を称えるのを真の讃歎であるとする。

出典:『黒谷上人語燈録』T83-110a

日本での用例

 日本語の仏教讃歌の一種を讃歎と称し、法華讃歎・百石讃歎・舎利讃歎などが古いもので、平安初期から行なわれた。