809年‐884年。平安時代前期の僧。京都出身。俗姓は池上。通称は後入唐僧正,禅林寺僧正など。「しゅえい」とも言う。
大同4年生まれ。真紹の甥。真言宗の僧。比叡山の義真,円珍に天台をまなび、のち東寺の実恵(じちえ)、真紹に師事。862年(貞観4)真如とともに唐にわたり、7年帰国。
東大寺別当,東寺長者をつとめた。僧正。 元慶8年3月26日死去。76歳。
著作に『後入唐伝』『胎蔵次第』など。