ぞうしゅうろん
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大乗阿毘達磨雑集論
Mahāyānābhidharma-samuccaya-vyākhyā (S)、16巻
安慧糅、玄奘訳、貞観20年3月訳出
略して『阿毘達磨雑集論』『雑集論』、あるいは『対法論』とも呼ばれる。
- 第1-5巻前半 三宝品
- 第5巻後半 摂品、相応品、成就品
- 第6-10巻 諦品
- 第11・12巻 法品
- 第13・14巻 得品
- 第15・16巻 論品
おもに『瑜伽師地論』に基づいて解説している。元々、無著の弟子の覚師子の作であったものを、安慧がこれを合糅したものである。
- 大聖安慧は広慈悲を具し、阿毘達磨経所有の宗要を集め、瑜伽師地論一切の法門を拘ってこの本文を叙し、この妙義を演べる。〔雑集論述記1〕