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へんぎょう

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

遍行

sarvaga: sarvatraga (S)

 すべてにいきわたること。遍在すること。

此の呪術の方は遍行と為すや。不遍行なるや。
行苦は一切の若しくは楽受の中、若しくは苦受の中、若しくは不苦不楽受の中に遍行す。
後得智は善・不善・無記・有漏・無漏・有為・無為などの一切の差別の境界に遍行す。

 心所の1グループ。作意の5つ。5つは八識すべてのあらゆる心(心王)とともに働くから遍行という。〔『成論』3、T31-11b~c〕