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ほんじゃくにもん

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

本迹二門

法華経を解釈するのに、いずれの諸家も本地門と垂迹門の二門をもって大別する。28品中の前の14品は迹門、後の14品は本門である。

迹門

 迹門の法華は、釈迦如来が成道後、法華の会座に至る間、40余年の諸経の説法について、三乗法は方便であって、一乗法が真実であるとして、所説の教理から開権顕実する。

方便品の正説

本門

 釈迦如来の身について、王宮に生まれて、後に成道して、今にいたるこの仏身は、実身ではない。釈迦如来は久遠実成の法身である。衆生の済度のために一時垂迹してブッダガヤでの成道し応身と現じたのみである。

如来寿量品の正説

 とこのように、釈迦如来が自己の身の上を開迹顕本したものである。