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ぞうあびどんしんろん

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

雑阿毘曇心論

Saṃyuktābhidharma-hṛdaya-śāstra (S) 11巻。法救造、宋の僧伽跋摩等の訳。略して『雑心論』とも『雑阿毘達磨論』とも言う。

 法勝の『阿毘曇心論』を補って、説一切有部の所立を闡明したもので、12品ある。

  1. 序品
  2. 界品
  3. 行品
  4. 業品
  5. 使品
  6. 賢聖品
  7. 智品
  8. 定品
  9. 修多羅品
  10. 雑品
  11. 摘品
  12. 論品

 これは『阿毘曇心論』に1.序品と11.摘品を加え、さらに350余の偈を増して600余偈としたものである。