Saṃyuktābhidharma-hṛdaya-śāstra (S) 11巻。法救造、宋の僧伽跋摩等の訳。略して『雑心論』とも『雑阿毘達磨論』とも言う。
法勝の『阿毘曇心論』を補って、説一切有部の所立を闡明したもので、12品ある。
これは『阿毘曇心論』に1.序品と11.摘品を加え、さらに350余の偈を増して600余偈としたものである。