「バラモン」の版間の差分
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[[リグ・ベーダ]]では、神々が原人プルシャを解体したときに、さまざまな階級が派生したと説き、バラモンはその口から生まれたとしている。<br> | [[リグ・ベーダ]]では、神々が原人プルシャを解体したときに、さまざまな階級が派生したと説き、バラモンはその口から生まれたとしている。<br> | ||
インドの法典では、バラモンにヴェーダ聖典を学習し、それを教授したり、自己または他人のために祭祀をつかさどり、布施をしたり受けたりすることを義務として定めている。彼等は、[[ばらもんきょう|バラモン教]]を産み、インドの宗教・文化・学問の担い手として重要な役割を果たしてきた。 | インドの法典では、バラモンにヴェーダ聖典を学習し、それを教授したり、自己または他人のために祭祀をつかさどり、布施をしたり受けたりすることを義務として定めている。彼等は、[[ばらもんきょう|バラモン教]]を産み、インドの宗教・文化・学問の担い手として重要な役割を果たしてきた。 | ||
「婆羅門僧」という呼称で、インドから渡来した修行者や富貴な人を呼ぶこともある。 | 「婆羅門僧」という呼称で、インドから渡来した修行者や富貴な人を呼ぶこともある。 |
2004年12月3日 (金) 08:02時点における最新版
婆羅門
braahmaNa ब्राह्मण (skt. pali)
インドの四姓制度(カースト制度)の最上位の僧侶階級のこと。
リグ・ベーダでは、神々が原人プルシャを解体したときに、さまざまな階級が派生したと説き、バラモンはその口から生まれたとしている。
インドの法典では、バラモンにヴェーダ聖典を学習し、それを教授したり、自己または他人のために祭祀をつかさどり、布施をしたり受けたりすることを義務として定めている。彼等は、バラモン教を産み、インドの宗教・文化・学問の担い手として重要な役割を果たしてきた。
「婆羅門僧」という呼称で、インドから渡来した修行者や富貴な人を呼ぶこともある。