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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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aasrava (skt.)
 
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 [[ぼんのう|煩悩]]の異名。煩悩は漏れ出る心の汚れであるから、このように言う。
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 [[ぼんのう|煩悩]]の異名。煩悩は漏れ出る心の汚れであるから、このように言う。<br>
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 辞書には、「米を炊いた時に吹きこぼれる泡」と例えられており、[[げきょう|外境]]に向かって知覚することで起こる行為、とされている。具体的には、distress, affliction, painとなっている。
  
 
:是の[[ぼさつ|菩薩]]は'''漏'''未だ尽くさざる故に、或る時は[[けだい|懈怠]]にして、此の七事の中に於いて暫く廃退すること有り。其の多く行ずるを以っての故に、説いて多と為す。[[しょじ|初地]]の中に於いて已に是の法を得たり。後ちの諸地の中に転転して増益す。    〔十住毘婆沙論〕
 
:是の[[ぼさつ|菩薩]]は'''漏'''未だ尽くさざる故に、或る時は[[けだい|懈怠]]にして、此の七事の中に於いて暫く廃退すること有り。其の多く行ずるを以っての故に、説いて多と為す。[[しょじ|初地]]の中に於いて已に是の法を得たり。後ちの諸地の中に転転して増益す。    〔十住毘婆沙論〕

2009年12月25日 (金) 17:57時点における版

aasrava (skt.)

 煩悩の異名。煩悩は漏れ出る心の汚れであるから、このように言う。
 辞書には、「米を炊いた時に吹きこぼれる泡」と例えられており、外境に向かって知覚することで起こる行為、とされている。具体的には、distress, affliction, painとなっている。

是の菩薩未だ尽くさざる故に、或る時は懈怠にして、此の七事の中に於いて暫く廃退すること有り。其の多く行ずるを以っての故に、説いて多と為す。初地の中に於いて已に是の法を得たり。後ちの諸地の中に転転して増益す。    〔十住毘婆沙論〕