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+ | 辞書には、「米を炊いた時に吹きこぼれる泡」と例えられており、[[げきょう|外境]]に向かって知覚することで起こる行為、とされている。具体的には、distress, affliction, painとなっている。 | ||
:是の[[ぼさつ|菩薩]]は'''漏'''未だ尽くさざる故に、或る時は[[けだい|懈怠]]にして、此の七事の中に於いて暫く廃退すること有り。其の多く行ずるを以っての故に、説いて多と為す。[[しょじ|初地]]の中に於いて已に是の法を得たり。後ちの諸地の中に転転して増益す。 〔十住毘婆沙論〕 | :是の[[ぼさつ|菩薩]]は'''漏'''未だ尽くさざる故に、或る時は[[けだい|懈怠]]にして、此の七事の中に於いて暫く廃退すること有り。其の多く行ずるを以っての故に、説いて多と為す。[[しょじ|初地]]の中に於いて已に是の法を得たり。後ちの諸地の中に転転して増益す。 〔十住毘婆沙論〕 |
2009年12月25日 (金) 17:57時点における版
漏
aasrava (skt.)
煩悩の異名。煩悩は漏れ出る心の汚れであるから、このように言う。
辞書には、「米を炊いた時に吹きこぼれる泡」と例えられており、外境に向かって知覚することで起こる行為、とされている。具体的には、distress, affliction, painとなっている。