「むふんべつ」の版間の差分
出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』
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主体と客体を区別し対象を言葉や概念によって分析的に把握しようとしないこと、この無分別による智慧を「[[むふんべっち|無分別智]]」あるいは「[[こんぽんち|根本智]]」と呼び、根本智に基づいた上で対象のさまざまなあり方をとらわれなしに知る智慧を「[[ごとくち|後得智]]」と呼ぶ。 | 主体と客体を区別し対象を言葉や概念によって分析的に把握しようとしないこと、この無分別による智慧を「[[むふんべっち|無分別智]]」あるいは「[[こんぽんち|根本智]]」と呼び、根本智に基づいた上で対象のさまざまなあり方をとらわれなしに知る智慧を「[[ごとくち|後得智]]」と呼ぶ。 | ||
一般には、思慮がない、見さかいがない、わきまえがないなど、悪い意味にも使われる。 | 一般には、思慮がない、見さかいがない、わきまえがないなど、悪い意味にも使われる。 |
2017年8月27日 (日) 19:26時点における版
無分別
nirvikalpa निऱ्विकल्प (S)
分別から離れていること、一般的には思考停止状態のこと。
主体と客体を区別し対象を言葉や概念によって分析的に把握しようとしないこと、この無分別による智慧を「無分別智」あるいは「根本智」と呼び、根本智に基づいた上で対象のさまざまなあり方をとらわれなしに知る智慧を「後得智」と呼ぶ。
一般には、思慮がない、見さかいがない、わきまえがないなど、悪い意味にも使われる。