「きゃく」の版間の差分
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(ⅱ) 煩悩が本来自性清浄心に対して非本来的であること。ex.[[きゃくじんぼんのう|客塵煩悩]] | (ⅱ) 煩悩が本来自性清浄心に対して非本来的であること。ex.[[きゃくじんぼんのう|客塵煩悩]] | ||
2020年5月13日 (水) 15:13時点における最新版
却
- あとずさりすること。 世尊の双足に頂礼して、却って一面に住す。
- しりぞけること。 敵を却する楼櫓。
- 「却って」という意味で。逆説を顕す助字。
客
1.āgantuka (S)
本来的であること。客塵ともいう。これには次の二つの意味がある。
(ⅰ) 名称がそれが指し示す対象に対して非本来的であること。ex.名義相互客塵性
(ⅱ) 煩悩が本来自性清浄心に対して非本来的であること。ex.客塵煩悩
2.旅人。客人ともいう。
- 七の有依の福業事の中の如く、応に客と行と病と侍と園林と常食と、及び寒風熱の随時の衣薬とを施すべし。
- 客人に施す。