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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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(名義相互客塵性)
 
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 名称と名称が指し示す対象・事物との両者は本質的に相異し一致しないということ。ある一つの名称にある一つの実体的な事物が対応することはないということ。名称や言葉に対応する事物が実体的にあるという考えを否定するために「唯識」が使用する概
 
 名称と名称が指し示す対象・事物との両者は本質的に相異し一致しないということ。ある一つの名称にある一つの実体的な事物が対応することはないということ。名称や言葉に対応する事物が実体的にあるという考えを否定するために「唯識」が使用する概
 
念。
 
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; 以名於義非称体故、説之為客。義亦如名無所有故、説之為客。〔『顕揚』16、T31-557c〕
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; 以名於義非称体故、説之為客。義亦如名無所有故、説之為客。〔『[[けんようしょうぎょうろん|顕揚聖教論]]』16、T31-557c〕

2020年5月13日 (水) 15:17時点における最新版

名義相互客塵性

 名称と名称が指し示す対象・事物との両者は本質的に相異し一致しないということ。ある一つの名称にある一つの実体的な事物が対応することはないということ。名称や言葉に対応する事物が実体的にあるという考えを否定するために「唯識」が使用する概 念。

 以名於義非称体故、説之為客。義亦如名無所有故、説之為客。〔『顕揚聖教論』16、T31-557c〕