「ほうじん」の版間の差分
出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』
(→報身) |
|||
(同じ利用者による、間の1版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
− | + | =報身= | |
+ | ほうじん、saṃbhoga-kāya、संभोग काय (skt)) | ||
− | + | '''報身'''は、[[ぶっだ|仏陀]]となるための因としての[[ぎょう|行]](ぎょう)を積み、その報いとしての完全な[[くどく|功徳]](くどく)を備えた仏身である。また、「受用される身」とも訳すことができるので、人間がこの仏の身体を受用して成仏するという意味ともなる。<br> | |
+ | この報身という考え方から、やがてそれを具体的に彫刻や絵にしようとして、[[さんじゅうにそう|三十二相]][[はちじゅっしゅこう|八十種好]]などの仏の相貌がととのえられてきたと思われる。 | ||
+ | |||
+ | 詳しくは、[[ぶっしん|仏身]]の中で、[[ほっしん|法身]]や[[おうじん|応身]]と対比して考えるべきである。 |
2017年4月14日 (金) 20:03時点における最新版
報身
ほうじん、saṃbhoga-kāya、संभोग काय (skt))
報身は、仏陀となるための因としての行(ぎょう)を積み、その報いとしての完全な功徳(くどく)を備えた仏身である。また、「受用される身」とも訳すことができるので、人間がこの仏の身体を受用して成仏するという意味ともなる。
この報身という考え方から、やがてそれを具体的に彫刻や絵にしようとして、三十二相八十種好などの仏の相貌がととのえられてきたと思われる。