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2017年4月17日 (月) 08:15時点における版
無着
Asaṇga असङ्ग (skt.) 無著と訳すこともある
おおよそ4世紀のインドの人。北インド、ガンダーラのプルシャワ(Peshawar)に生まれた。
最初は部派に属して修行したが、弥勒について大乗の空観を学んだ、と言われている。
世親の実兄であり、世親に大乗へ入るよう勧めた。こののち、弥勒→無着→世親とつながる唯識の三大論師の一人である。
著書
- 摂大乗論
- 大乗阿毘達磨論
- 顕揚聖教論
- 順中論
- 金剛般若経論