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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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 大乗仏教徒は、それ以前の比丘や沙門の立場を声聞乗・縁覚乗、あるいは合わせて二乗と称し、これに対する自分たちの立場を菩薩乗とよんだ。その特徴は、多くの人びとを救うことを主眼とする利他行にある。多くの人びとを仏にならせようとするのであるから仏乗ともいう。
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 大乗仏教徒は、それ以前の[[びく|比丘]]や[[しゃもん|沙門]]の立場を[[しょうもんじょう|声聞乗]]・[[えんがくじょう|縁覚乗]]、あるいは合わせて[[にじょう|二乗]]と称し、これに対する自分たちの立場を'''菩薩乗'''とよんだ。その特徴は、多くの人びとを救うことを主眼とする[[りたぎょう|利他行]]にある。多くの人びとを仏にならせようとするのであるから[[ぶつじょう|仏乗]]ともいう。
  
:諸の菩薩乘は七大性と共に相應するが故に説ひて大乘と名づく。    〔瑜伽師地論 T30-548c〕
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:諸の菩薩乘は七大性と共に相應するが故に説ひて大乘と名づく。    〔[[ゆがしじろん|瑜伽師地論]] T30-548c〕
  
:若し菩薩乘が他聞に從らざれば、無分別智を以て果を得る。    〔大乗荘厳経論 T31-653c〕
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:若し菩薩乘が他聞に從らざれば、無分別智を以て果を得る。    〔[[だいじょうしょうごんきょうろん|大乗荘厳経論]] T31-653c〕

2017年8月27日 (日) 17:25時点における版

菩薩乗

bodhisattva-yāna (S)

 大乗仏教徒は、それ以前の比丘沙門の立場を声聞乗縁覚乗、あるいは合わせて二乗と称し、これに対する自分たちの立場を菩薩乗とよんだ。その特徴は、多くの人びとを救うことを主眼とする利他行にある。多くの人びとを仏にならせようとするのであるから仏乗ともいう。

諸の菩薩乘は七大性と共に相應するが故に説ひて大乘と名づく。    〔瑜伽師地論 T30-548c〕
若し菩薩乘が他聞に從らざれば、無分別智を以て果を得る。    〔大乗荘厳経論 T31-653c〕