「バイシャ」の版間の差分
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第4のシュードラが被征服民とされるのに対して征服民である[[あーりあじん|アーリア人]]に属する。 | 第4のシュードラが被征服民とされるのに対して征服民である[[あーりあじん|アーリア人]]に属する。 | ||
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2023年11月7日 (火) 15:24時点における最新版
vaishya वैश्य、vis विस् (S) 音写:吠舎。旧訳:毘舎。
インド古代のカーストの一つ。4カーストのうち、バラモン、クシャトリヤに次ぐ第3の階級で、庶民すなわち、農耕、牧畜、商業に従事する人々。
第4のシュードラが被征服民とされるのに対して征服民であるアーリア人に属する。
7世紀にはバイシャは商人に限られるようになった。近代インドではカーストの数は数千に達するといわれ、職業ごとにカースト集団をつくっているため、バイシャは北インド各地の商人カーストである中産階級の尊称ともなっている。