「きんしちじゅうろん」の版間の差分
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[[サーンキヤ]]の自在黒の著作で、70行の偈頌でできている。著作時の国王がこれを賞したので、「金七十論」と名づけたと言われている。サーンキヤ学派の25諦の意味を説いている。<br> | [[サーンキヤ]]の自在黒の著作で、70行の偈頌でできている。著作時の国王がこれを賞したので、「金七十論」と名づけたと言われている。サーンキヤ学派の25諦の意味を説いている。<br> | ||
論の[[じょうごう|長行]]は[[てんじん|天親]][[ぼさつ|菩薩]]の作であるというのは間違いである。 | 論の[[じょうごう|長行]]は[[てんじん|天親]][[ぼさつ|菩薩]]の作であるというのは間違いである。 |
2024年3月28日 (木) 09:42時点における最新版
金七十論
Hiraṇyasaptati हिरण्यसप्तति (S)、3巻、陳の真諦訳
サーンキヤの自在黒の著作で、70行の偈頌でできている。著作時の国王がこれを賞したので、「金七十論」と名づけたと言われている。サーンキヤ学派の25諦の意味を説いている。
論の長行は天親菩薩の作であるというのは間違いである。