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− | + | 南インド・マラヤ国の人、ナーランダ寺で出家し、[[りゅうじゅ|龍樹]]の流れをくむ龍智から密教を学んだ。[[スリランカ|セイロン]]島からペルシャの船で広州に来て、開元8年洛陽に入った。<br> | |
開元11年以降、『金剛頂瑜伽中略出念誦経』など密教経典8部11巻を訳した。 | 開元11年以降、『金剛頂瑜伽中略出念誦経』など密教経典8部11巻を訳した。 | ||
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+ | 唐の代宗から「大弘教三蔵」と諡号された。密教付法の第5祖、中国密教初伝。 | ||
弟子に、[[ふくう|不空]]、一行、慧超、義福、円照、恵恒などがある。 | 弟子に、[[ふくう|不空]]、一行、慧超、義福、円照、恵恒などがある。 |
2011年10月17日 (月) 14:13時点における最新版
金剛智
vajrabodhi、跋曰羅菩提と音写する。(671?-唐・開元29年(741))
南インド・マラヤ国の人、ナーランダ寺で出家し、龍樹の流れをくむ龍智から密教を学んだ。セイロン島からペルシャの船で広州に来て、開元8年洛陽に入った。
開元11年以降、『金剛頂瑜伽中略出念誦経』など密教経典8部11巻を訳した。
唐の代宗から「大弘教三蔵」と諡号された。密教付法の第5祖、中国密教初伝。
弟子に、不空、一行、慧超、義福、円照、恵恒などがある。