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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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(摩那埵)
 
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mānatra (S)の音写
 
mānatra (S)の音写
  
 [[さんげ|懺悔]]法の一つで、懺悔することによって衆僧の心を喜ばせること、と理解され、6夜を限って別住の後にさらに与えられるもの。6日間と限定された(有期の)別住。この間は比丘としての種々の資格を奪われ、また種々の行法を課せられる。僧残の罪を犯した比丘はこれを行わねばならぬ。<br>
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 [[さんげ|懺悔]]法の一つで、懺悔することによって衆僧の心を喜ばせること、と理解され、6夜を限って別住の後にさらに与えられるもの。6日間と限定された(有期の)別住。この間は比丘としての種々の資格を奪われ、また種々の行法を課せられる。[[そうざん|僧残]]の罪を犯した比丘はこれを行わねばならぬ。<br>
 
 これを意喜、または悦衆意と漢訳することがあるのは、mānāpya (S)と結びつけた通俗語源解釈である。
 
 これを意喜、または悦衆意と漢訳することがあるのは、mānāpya (S)と結びつけた通俗語源解釈である。
  

2017年4月7日 (金) 02:27時点における最新版

摩那埵

mānatra (S)の音写

 懺悔法の一つで、懺悔することによって衆僧の心を喜ばせること、と理解され、6夜を限って別住の後にさらに与えられるもの。6日間と限定された(有期の)別住。この間は比丘としての種々の資格を奪われ、また種々の行法を課せられる。僧残の罪を犯した比丘はこれを行わねばならぬ。
 これを意喜、または悦衆意と漢訳することがあるのは、mānāpya (S)と結びつけた通俗語源解釈である。

  • 『五分戒本』T22-195c
  • 『五分律』T22-182a
  • 『摩訶僧祇律』T22-263c
  • 『四分律』T22-639a