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2017年6月28日 (水) 03:12時点における版
退転
修行によって得た境地を失って、より低い境地に転落すること。転じて、精進を怠りなまけること。
その反対が「不退転」「不退」である。
なお、さらに転じて、一般に衰退すること、特に家がおちぶれて転居することを意味する。
念仏申さんごとに、罪をほろぼさんと信ぜんは、すでにわれと罪を消して、往生せんとはげむにてこそ候ふなれ。もししからば、一生のあひだおもひとおもふこと、みな生死のきづなにあらざることなければ、いのち尽きんまで念仏退転せずして往生すべし。 〔歎異抄 p.846〕