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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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 広狭で二つに分類でき、広門の'''化身'''は[[にじょう|二乗]]の[[ぼんぶ|凡夫]]に対して示現する仏身、および六道異類の身を総じて'''化身'''という。
 
 広狭で二つに分類でき、広門の'''化身'''は[[にじょう|二乗]]の[[ぼんぶ|凡夫]]に対して示現する仏身、および六道異類の身を総じて'''化身'''という。
:変化身とは、謂く、諸々の[[にょらい|如来]]の成事智によって、変現する無量の随類の化身であり、浄穢土に居し、未登地の諸々の[[ぼさつ|菩薩]]衆と二乗と異生との為に、かの機宣に称ひて、通に現じ法に説く。各々諸々の利楽の事を獲得せしむ。    〔[[じょうゆいしきろん|成唯識論]] 10〕
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変化身とは、謂く、諸々の[[にょらい|如来]]の成事智によって、変現する無量の随類の化身であり、浄穢土に居し、未登地の諸々の[[ぼさつ|菩薩]]衆と二乗と異生との為に、かの機宣に称ひて、通に現じ法に説く。各々諸々の利楽の事を獲得せしむ。    〔[[じょうゆいしきろん|成唯識論]] 10〕
  
 
 狭門の化身は、前述の化身‥‥'''応化身'''を[[おうじん|応身]]と'''化身'''との二つに分かち、仏の形を現ずるを応身とし、他の異形を現ずるを化身とする。
 
 狭門の化身は、前述の化身‥‥'''応化身'''を[[おうじん|応身]]と'''化身'''との二つに分かち、仏の形を現ずるを応身とし、他の異形を現ずるを化身とする。
:衆生を教化する為に仏形を示現するを名づけて応身となす。種々六道の形に示現するを、説いて化身と為す。    〔[[だいじょうぎしょう|大乗義章]] 18〕
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衆生を教化する為に仏形を示現するを名づけて応身となす。種々六道の形に示現するを、説いて化身と為す。    〔[[だいじょうぎしょう|大乗義章]] 18〕

2017年7月18日 (火) 13:52時点における最新版

化身

 三身の一つであって、応化身もしくは変化身のことをいう。衆生のために様々な形に変化する仏身をいう。
 広狭で二つに分類でき、広門の化身二乗凡夫に対して示現する仏身、および六道異類の身を総じて化身という。

変化身とは、謂く、諸々の如来の成事智によって、変現する無量の随類の化身であり、浄穢土に居し、未登地の諸々の菩薩衆と二乗と異生との為に、かの機宣に称ひて、通に現じ法に説く。各々諸々の利楽の事を獲得せしむ。    〔成唯識論 10〕

 狭門の化身は、前述の化身‥‥応化身応身化身との二つに分かち、仏の形を現ずるを応身とし、他の異形を現ずるを化身とする。

衆生を教化する為に仏形を示現するを名づけて応身となす。種々六道の形に示現するを、説いて化身と為す。    〔大乗義章 18〕